「最近、肌が乾燥している」「出産してから肌のハリがなくなった」
産後の乾燥肌に悩んでいませんか?
ホルモンバランスの乱れや寝不足が原因で、産後のママの肌は乾燥しがちです。
乾燥には、高保湿成分を肌に届けることが効果的です。
この記事では産後の乾燥肌に悩むママに、セラミド、コラーゲンと並んで3大保湿成分といわれるヒアルロン酸の特徴と効果について解説します。
ヒアルロン酸は加齢と共に減少する
人間の皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織と3構造になっています。
ヒアルロン酸は、真ん中の真皮部分に含まれている成分で、真皮の主要構成要素であるコラーゲンとエラスチンの隙間を埋めて支える役割を担っています。
細胞と細胞の間で水分を蓄え肌を乾燥から守ったり、細胞どうしを繋いでクッションのようなイメージです。
抜群の保水力が特徴で、ヒアルロン酸1グラムが持つことができる水の量は、なんと約6リットル!
しかし年齢とともに減少してしまい、40代では赤ちゃんの頃と比べて 50%まで減少、60代では25%まで減るといわれています。
ヒアルロン酸が不足すると、肌はみずみずしさが低下し、乾燥しハリやツヤがなくなってしまう原因に。
逆にヒアルロン酸が増えると、肌に水分がとどまってうるおいやハリのある、赤ちゃんのようなみずみずしい肌に近づきます。
乾燥に悩む産後ママは、肌のヒアルロン酸を増やすことが効果的です。
「ヒアルロン酸」摂取って効果あるの?
乾燥に負けない肌づくりのため、大切な成分であるヒアルロン酸を増やしたいという思いから、化粧品として肌に塗ったり、食品として摂取したり……いろいろな方法がありますが実際に効果はあるのでしょうか。
ヒアルロン酸の摂取方法別に得られる効果について解説します。
1.ヒアルロン酸が配合されている化粧品を使う
最近ではデパコスはもちろんドラックストアで手に入るプチプラの化粧品にも、多くのスキンケアアイテムにヒアルロン酸が含まれています。
「ヒアルロン酸を配合の化粧水や美容液を使うとお肌のヒアルロン酸が増える」と誤解されがちですが、基礎化粧品のヒアルロン酸がアプローチできるのは、肌の最も表面にある角質層までです。
化粧品に含まれるヒアルロン酸は分子が大きいため、皮膚の奥まで浸透させることは難しいとされています。
そのため「ヒアルロン酸を肌に塗るなんて無駄!」という意見も耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、基礎化粧品に配合されたヒアルロン酸は保湿成分としての効果は十分にあるので、肌表面の水分を保持し、外部刺激から肌を守ってくれる役割を果たしてくれるのです。
毎日ヒアルロン酸配合の基礎化粧品を使い続けることで、肌のバリア機能が高まるので、乾燥肌にとっては全くの無駄とは言い切れません。
乾燥が気になる部分には二度付けし、顔全体を包み込むようにしてじっくりと肌になじませるとより効果的です。是非実践してみてください!
2.食事やサプリメントから摂取する
ヒアルロン酸はが多く含まれる食材として、鮭、鶏手羽、山芋、オクラ、納豆、もずくなどが有名ですが、ヒアルロン酸は分子が大きいため、腸内環境によっては吸収されずらいという説が有力です。
そのため「ヒアルロン酸を食べても無駄」という声が大半です。
サプリなどで摂取する方法もありますが、効果に関する具体的な研究結果などは得られていないようなので、無理に購入して摂取する必要はないでしょう。
それよりも健康的な生活習慣と食生活で加齢によるヒアルロン酸の減少を食い止めるほうが現実的かもです。
3.フェイシャルエステ
エステサロンで専用の機械を使い、ヒアルロン酸を直接肌に届ける方法はどうでしょうか。
最近ではエレクトロポレーションという手法や機材で「針を使用せず電流を流すことで肌の奥までヒアルロン酸をはじめとした美容成分を届けることができる」という商品やサービスが増えています。
美容皮膚科や美容クリニックでのサービスなので「表皮よりもさらに不快真皮や皮下組織にも働きかける」と堂々と書かれています。
そのため期待する声も多いのですが、価格が高いこととまだ利用者がそれほど多くなく、この技術に批判的な医師のコメントなども入り乱れていて、まだ良し悪しの判断がつけられない状況です。
ヒアルロン酸とは?増やすための具体的な方法まとめ
乾燥肌の改善には欠かせないヒアルロン酸。肌のヒアルロン酸を増やすことで、赤ちゃんのようなもちもちの肌に近づくことができます。
自分にあった方法で肌のヒアルロン酸をアップして、乾燥肌に負けない肌を目指しましょう!