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産後の乾燥肌対策におすすめの美容・保湿成分

2020年6月17日

産後の乾燥肌にはホルモンバランスの乱れや寝不足、授乳など様々な原因がありますが、乾燥肌の対策として最も手軽な改善方法は化粧品の見直しです。

ただ、乾燥肌向けの保湿化粧品はたくさん出ているので「どう選んだら良いかよくわからない!」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では産後の乾燥肌対策におすすめの美容成分を4つご紹介します。

1.セラミド

お肌の必須成分として知られるセラミドは特別な美容成分と思われがちですが、実は細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質のひとつ。皮膚組織の一番表面にある表皮の角質層にもともと存在している成分です。

細胞間脂質には「水分で肌を満たす保湿機能」「肌を外部刺激から守るバリア機能」の2つの重要な役割があります。

肌が十分なセラミドで満たされることで、バリア機能が正しく働き、肌トラブルが起こりにくくなります。うるおいが感じられ、しっとりとなめらかな手触りの肌です。

しかしターンオーバーの乱れや寝不足、洗顔のし過ぎ、加齢などの要因でセラミドは減少してしまいます。ちなみにセラミドの数は20歳を超えると徐々に減少し、40歳を超えると20歳のときの半分の量になってしまうと言われています。

<セラミドの変化グラフ(画像準備中)>

うるおいのある肌に欠かせないセラミドは特に産後不足しがちです。そこでしっかりとセラミドを補う必要があるのです。

化粧品に配合されているセラミドには、天然由来の「植物性セラミド」「動物性セラミド」と合成由来の「ヒト型セラミド」「疑似セラミド」など様々な種類があります

スキンケア成分として特に人気が高いのは人の皮膚にあるものに似せてつくられた「ヒト型セラミド」ですが、一概に「ヒト型セラミドがもっとも優れている」とは言い切れません

セラミドについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。


 

2.アミノ酸

<NMFの図(準備中)>

表皮の角質細胞内には、水分を含んで保持する役割をもつ天然保湿因子(NMF)という成分があります。天然保湿因子はその半分がアミノ酸です。

天然保湿因子(NMF)はストレスなどの外部刺激を受けると角質細部内に溜まっていることができなくなります。その理由はアミノ酸も減少してしまうから。

つまりアミノ酸が減少すると、うるおい成分が失われ、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。
スキンケアアイテムのアミノ酸は、肌本来のうるおいをサポートする目的で配合されています。

天然保湿因子(NMF)の大部分を占める「アミノ酸」の種類は?効果的に取り入れる方法(準備中)


 

3.ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは皮膚組織の真皮に多く含まれる保湿成分です。細胞と細胞の間でクッションの役割をしています。ヒアルロン酸1gにつき6リットルもの水分が保持できるため、保湿力に優れた成分として化粧品に多く含まれています。

ヒアルロン酸もお肌に存在してる保湿成分ですが、年齢を重ねるごとに減少してしまいます。

<お肌のヒアルロン酸変化グラフ(画像準備中)>

赤ちゃんの肌には十分な量のヒアルロン酸が含まれているため、もっちりとうるおっていますが、40代では赤ちゃんの頃の半分になってしまいます

鶏手羽、納豆、もずくなどの食べ物にもヒアルロン酸が含まれていますが、分子が大きく食べ物からは吸収されにくいと言われています。

スキンケアで補う場合は、肌の最も外側の角層までとされています。ヒアルロン酸が本来働いているのは角層のさらに奥の真皮なので、スキンケアで直接真皮ひヒアルロン酸を送ることは不可能です

しかし肌表面で水分を保持してうるおいをもたらすことはできるため、多くのスキンケア商品に配合されています。


 

4.コラーゲン

<コラーゲンの図(準備中)>

コラーゲンはタンパク質の一種。タンパク質は炭水化物・脂質とともに三大栄養素と呼ばれる人体を構成する重要な成分です。

人間の身体を作っているタンパク質のうち約30%がコラーゲン((参照:国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報))と言われています。

コラーゲンは真皮層で細胞同士をつなぎ合わせ、肌の土台を作り、ハリや弾力をサポートする役割がありますが、体内で作られるコラーゲンは年々減少してくので、肌のたるみの原因につながります。

<コラーゲンの変化グラフ(画像準備中)>

コラーゲン入りの健康食品などが人気を集めているため「コラーゲンを食べると体内にコラーゲンが増える」と考えている方も多いかもしれませんが、実際は腸内でアミノ酸やペプチドなどの細かい分子に分かれてしまうため、コラーゲンが直接増えることはありません

またコラーゲンはヒアルロン酸同様に分子が大きいため、スキンケアで直接塗布しても表皮の角層部までしか浸透せず、真皮にあるコラーゲンを直接増やすことは不可能です。

しかし、コラーゲンは水分を抱え込んで保持する働きを持つ保湿成分なので、湿度が下がっても抱え込んだ水分量が下がることはありません。

そのため肌表面の水分量をキープするという意味ではコラーゲン入りスキンケアアイテムは乾燥肌におすすめと言えます。


 

「産後の乾燥肌におすすめの美容成分」まとめ

乾燥肌対策という視点でのおすすめ成分紹介だったので、ほぼ保湿成分の紹介になってしまいましたが、乾燥肌の方もそうでない方も、スキンケアは一にも二にも保湿です。

保湿成分が皆無のスキンケアアイテムというものはおそらく存在しないとは思いますが、それぞれの保湿成分がどのような役割を持ち、どこに作用するのかを理解した上で商品を選べるようになると、自身のお肌にあったアイテムがさらに見つかりやすくなるはずです。

この記事では乾燥肌におすすめの成分をご紹介しましたが、逆に乾燥肌にはおすすめできない成分というものもあります。

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